楽天カードが取扱高で業界首位になったワケを考察してみる
楽天カードが取扱高でとうとう首位になったというニュースがありました。
“とうとう”という表現を使ったのは、僕が社会人として歩み始めたのが楽天株式会社であり、最初に配属されたのが楽天カードだったということもあり(当時は業界5位くらいだった気がします)、影ながら応援していたからに他なりません。
ちなみに楽天会員ランクはダイヤモンドで、楽天プレミアムカードと楽天Pay(ローソンユーザーはマジで使うべき)のヘビーユーザーです。←どうでもいいですけど。
業界首位になった理由として「楽天ポイントのバラマキとポイント流動性」を挙げられる方も多いと思いますが、僕はちょっと違った観点から業界首位に至った理由を述べたいと思います。それは、新卒・中途入社全員が必ず経験する楽天カードの入会促進研修(通称「楽天カード研修」)の影響についてです。
楽天カード研修を理由に挙げた根拠としては次の2点です。
- 優良な信用属性のネットワーク性
- 会員1人当たりの平均利用額の多さ
優良な信用属性のネットワーク性
楽天カード研修は、毎年数百人規模で新卒(と一部中途入社)が30枚の楽天カード発行を目標に行う営業研修です。
楽天カードは親族、友人、知人という範囲を制限のなかで申し込み促進を行なっていきますので、ネットワーク性の高いことが特徴です。(友人が友人を紹介してくれたり、サークルのメンバーが人を呼んだりして枚数を稼ぐこともできます)
このようなネットワーク性の高さに加えて、ここで注目すべきは新卒(および中途)者の信用属性での高さを挙げられます。
楽天株式会社に入社する人は全員が高学歴です。ということはその友人やサークルも自然と高学歴になり、そのような大学に通わせることができる両親や親族も自然と信用属性が高い方に分類される人が多いわけです。
そのような信用属性の高い人は次のような傾向があります。
会員1人当たりの平均利用額の多さ
信用属性が高いということは比較的高年収である人たちが多いということになります。
JCBが公開している次の資料でも、世帯年収とクレジットカード利用額が比例関係にあることがわかると思います。
http://www.global.jcb/ja/press/news_file/file/20170217.pdf
以上から、楽天カードが業界首位に躍り出た背景にはポイントのバラマキ以外にも、クレジットカード利用額が高い信用属性の人をネットワーク的に囲っていく営業研修も大きな影響を及ぼしているのではないかと思います。
弊社はアフィリエイトメディアを運営しているので、何もしなくても申込が入る楽天カードのすごさを日々体感しています。
実際、お世辞抜きで楽天カードはすごく使いやすいクレジットカードだと思います。海外旅行傷害保険も利用付帯でありますし、SPU(スーパーポイントアッププログム)も非常にお得ですし、楽天ポイントカードと楽天Edyも一体型になっているので利便性も高いです。
券面デザインは相変わらず格好良くはないですが、漢字の楽天からアルファベットのRakutenになったので改善されたとも思いますし。ETCカードの年会費がかかるというのだけ残念ですけどね……。